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1.知っておきたい体温のこと

 今まで体温を測ったことがない! という人はいないと思いますが、そもそも体温についてどのくらい知っていますか?ヒトは恒温動物なので、気温や水温など周囲の温度に左右されることなく、自ら体温を一定に保つとことができます。
 
 逆に言えば、体温調節機能が上手く働かないと何かしらの不調をきたす可能性が高くなるということです。健康に暮らしていくために、まずは体温について知りましょう。

そもそも体温とは?

 体温は体深部の温度のことです。本来は、血液や内臓などの体深部の温度で「中核温」のことをいいます。
 
 体の表面と内部、また部位によっても温度は違います。体の表面の温度は季節や環境で影響を受けやすく安定しません。
 
 それに対し、中核温度は大切な脳や臓器の働きを保つために、表面温度より高くなっています。

上手な体温の測り方

 体温測定は体の深部温度を知ることが大切です。一般的には脇、口、耳が用いられますが、検温の適正時間や方法、温度は異なります。
 
 通常の脇の温度は表面温度しか測れず、内部温度を測るにはしつかり脇を閉じたまま10分以上経過させる必要があるため、体温測定にはあまり適しているとはいえません。
 
 そのため、口の中、耳の中を測る方が有効です。

【Point】実測式と予測式

 体温計には「実測式」と「予測式」があります。実測式は水銀の体温計と同じ仕組みで、温度センサーが測定した温度を忠実に表示します。
 
 脇の下では10分以上、口では5分以上測らないと正確に検温できません。耳の鼓膜に赤外線を当てて測定する「耳式体温計」なら実測式でも短時間で体温を測定することができます。
 
 予測式は時間短縮のために開発されました。温度センサーで感知した温度をもとに、予測機能で体温予測検温値を表示します。
 
 脇の下と口の中では、温度上昇パターンが違うため、脇の下用で口の中を測ることができません。脇の下用は脇で、口の中用は口で正しく使いましょう。

体温にも生活リズムがあります

 体温は、気温、運動、食事、時間、睡眠、感情の変化などの影響を受けて変化します。また、朝、昼、夜と1日の中でも変化する体温リズムがあります。
 
 早朝がもっとも低く、徐々に上がっていき、夕方がもっとも高くなります。そのため、継続的に基礎体温を測る場合は、朝起きたらすぐ測るなど、同じ時間に測ることが理想です。

かぜなどで発熱するのは何のため?

 体はかぜなどのウイルスの侵入を受けると発熱します。ウイルスは低温の方が繁殖しやすいといった特徴があるため、発熱すると繁殖が抑制されます。

 また、発熱することで白血球の働きが活発になり、ウイルスを食べる作用が活性化します。このように免疫応答が促進されて、ウイルスと戦う免疫機能が高まります。

 現在、発熱は体を守るための生態防御機能の一つとして理解されいいるため、軽度でほとんど苦痛がない場合は解熱剤などを与えないほうが良いとされています。

平熱、基礎体温を知っておこう

 平熱とは健康な状態でいるときの体温のことです。特に不調を感じていたり、かぜをひいたりしていない時のだいたいの温度で、基礎体温とも言い換えられます。人によっては35℃台が平熱かもしれませんし、37℃近い人もいます。
 
 しかし、理想は36.5℃以上なので、普段の体温が低い人は体を冷やさない生活を心がけましょう。このように平熱が高い人は37℃を超えていても発熱とは言い切れません。
 
 ですから、体温管理の基本は基礎体温を知ることです。

年齢によって体温は変わる

 50歳以下の人と65歳以上の人の体温を測ると、50歳以下の平均が約36.8℃なのに対して65歳以上は役36.6℃と役0.2℃低くなっている検証結果があります。
 
 人の体温は乳幼児では37℃以上と高いのですが、歳を重ねるこどに少しずつ下がり10歳くらいで安定します。ですが、高齢になると再び低下していきます。
 
 歳を重ねていくと、若いころの基礎低温を覚えていても今とは違い可能性があります。体調の良いときに基礎体温を測り、体温管理を見つめなおすことも大切です。

子供の体温管理

 通常の生活と遅寝、遅起きの子供では、体温リズムも違うという調査結果があります。生活が夜型の遅寝遅起きになると、体温リズムも3~4時間ずれていきます。
 
 そのため朝起きてからも眠っているときの低い体温のまま1日が始まります。体が目覚めていないので、頭もボーっとして、食欲もなくなります。
 
 しかも、夜は体温が高いため、寝つきが悪くなるなど悪循環になってしまいます。子供の体温管理には、早寝早起きのような規則正しい生活を送ることが大切です。

ストレスと体温

 実は、精神的ストレスから熱がでることもあります。 高熱が出ることもありますし、微熱が続くこともありますので、それぞれの特徴を知っておきましょう。

高熱がでる場合

 極度に緊張した状態で、極度にストレスがかかると高熱がでる場合があります。例えば、手術の当日の朝に39℃の高熱がでたのに、手術の中止が決まったらすぐに平熱に戻ることは、病院ではよくあるそうです。
 
 このように不安があるときに高熱がでて、不安が解消されると下がるというストレス性の発熱は、特に小児によくみられます。熱自体はすく下がるのですが、ストレスの原因を解決しないと何度も繰り返すことがあります。

微熱が続く場合

 残業続きや学業が難しい、介護疲れなど慢性的なストレスが続く状況やいくつかのストレスが重なると37℃程度の微熱が続くことがあります。
 
 これは、働き盛りの成人によくみられます。また、微熱だけではなく、頭痛や倦怠感も続くことがあります。
 
 この場合は、かぜのようなウイルス性の発熱と違い、交感神経の働きが活発になりすぎて体温が上がっているので、解熱剤の効果がでない場合がほとんどです。
 
 神経が過敏になっているので、ストレスの原因を解消した後もしばらく続くことがあります。ストレスからくる体温の上昇は炎症を伴わないので、発熱とは言い難く病院でも原因が分からないケースが多いです。
 
 日頃からストレスフリーの生活を心がけたいですね。

【Point】睡眠と体温

 ぐっすり眠ること・・・人が生きていく中で至福のひと時です。ぐっすり眠るにはどうしたらよいでしょうか? その鍵の1つは、体温です。
 
 体の中の温度が下がっていくと、カラダは眠りのスイッチが入ります。カラダの中の熱を放出していくことで、体の中の温度「深部体温」が下がっていきます。
 
 では、カラダから熱をうまく放出するにはどうしたらよいのでしょう? その1つの方法が、寝る90分前のお風呂です。40℃のお風呂に15分入ると、深部体温が0.5℃上がるというデータがあります。
 
 深部体温は上がった分だけ大きく下がろうとします。深部体温が下がったころに寝ると、寝つきが良くなります。体が火照ったまま寝ると、寝つきが悪くなります。
 
 寝る90分前のお風呂が難しい場合は、深部体温があがりすぎないように、ぬるいお風呂に入るとようでしょう。
 
 また、冷え性の人は冷えを解消するために、靴下を履いたまま寝る方がいます。これはむしろ逆効果です。足から熱がでていってくれません。
 
 つまり深部体温をさげられず、寝つきが悪くなるので、一時的な着用にとどめるとよいでしょう。

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